似顔絵が描けたら嬉しいでしょ?
しかも簡単に!
やまだみつる流のテクニックを教えます。
写真から似顔絵を描くのは実はかなり難しいです。
写真と実物のイメージが違うからです。
そこを理解するのも難しいので、その話は置いといて、
私が選んだ写真から教えます。
モデルはウッチャンにしました。
似顔絵を描く前に、心構えのワンポイントアドバイス。
根本は漢字を書くのと同じだと考えてください。
例えば、田んぼの「田」の字を美しく書くには、
空間が整っていればキレイに書けます。
今回の画材は、普段私が使っているものにしました。
画仙の色紙。鉛筆。耐水性筆ペン(マッキーでも可)。水彩えのぐ。
では、ウッチャンの写真です。
つぶらな瞳、ややタレ目、大きな鼻、薄い唇、髪はボリュームがある。
はい!ここでいきなり重要ポイントです。
何気に顔のパーツを並べていますが、実は数多くの秘密があったのです。
それは「空間」です。
目を先に描くと、難しいだけに、これだけでエネルギーを使い切っちゃいます。
脳が疲れちゃって、鼻や口に集中できなくなりがちです。
ですから、私は、あえて目は最後にしています。
ということで、その3からは完成に向けひたすら描いてみてください。
細かいことは気にせずに。
最後にタレ目を入れる。
下描き完成。
空間を意識して何となく描いていけば、もはや似てきます。
ここまで消しゴムは使っていません。
線を消すことで益々バランス感覚が乱れやすくもなります。
ペンを入れます。
下描きの線を消します。
絵の具で色を加えます。
上から下へ塗っていきます。
ドライヤーで乾かせば、肌の色のムラがなくなります。
微調整して完成です。
おさらいします。
※描きやすい写真を選ぶこと。
※空間を意識して、シンプルにバランス良く配置すること。
※細かいことは気にせずに。
さ、チャレンジしてみてください。